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2023.01.26

印刷の豆知識:印刷の種類と印刷方法について

チラシやポストカードといった販促品や、オリジナルノベルティづくりに欠かせないのが「印刷」に関する基礎知識です。印刷にもさまざまな種類や方法があり、それぞれで異なる特徴があることをご存知ですか?販促物発注でもう迷わない!印刷に関する豆知識をお届けします!

印刷の種類・方法

まずは印刷の種類や方法について学んでいきましょう。代表的な印刷方式について、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。

1.オフセット印刷

平版印刷とも呼ばれるオフセット印刷は、版を用いた印刷手法です。あらかじめ版に印刷したい絵柄を焼き付けておき、インクを付けます。そのインクをいったんゴムローラーに転写し、その後紙に印刷する方法です。ゴムローラーへの転写を「オフ」、そして紙への印刷を「セット」と表現。両者を合わせて「オフセット印刷」というわけですね。

オフセット印刷のメリットは、版があるため印刷の品質が安定しやすいこと!大量生産にも向いているため、ポスターやチラシといった販促物制作にも多く用いられています。一方で、版の制作費用が発生するため、少数プリントでは割高です。

ちなみに、インクをシリコン製のパッドに押し付け印刷する「パッド印刷」も、このオフセット印刷の一種!シリコンパッドを使うことで曲面や凹凸面への印刷にも強く、低コストで大量生産できるというメリットがあります!

2.凸版印刷

凸版印刷は、非常に長い歴史を持つ印刷技法です。歴史が長い分、さまざまな印刷方法を生み出しています。具体的には、「ハンコ」をイメージしてみてください。版の上に文字や柄をデザインし、その凸部分にインクを乗せ印刷!輪郭がはっきりしているため、文字印刷にピッタリです。

活版印刷は、そんな凸版印刷の種類の一つ!活字を組み合わせて作られた板に、インクを乗せて印刷します。この活字を組み合わせた板を「活字組版」と言い、活版印刷の名前の由来に。独特の風合いも魅力的です。

また同じ凸版印刷でも、ゴムや樹脂製の版を使う種類はフレキソ印刷と言います。弾性があり、凹凸のある商品にもきれいに印刷できるでしょう。

3.グラビア印刷

先ほどとは反対に、版の凸凹の凹部分にインクを乗せて印刷するのがグラビア印刷です。版画をイメージするとわかりやすいかも知れません。へこみの深さの調整によって、インク付着量の微調整が可能に!色の濃淡を表現しやすく、カラー印刷に向いています。グラビア印刷という名称は、雑誌印刷に多く使われたことが由来です。

高品質で色鮮やかな印刷には、このグラビア印刷がピッタリ!繊細かつ複雑なデザインも、美しく仕上げられますよ。一方で、金属版を作るのにコストがかかるため、少数ロットの印刷には向いていません。

4.スクリーン印刷

こちらも有版印刷の種類の一つ。版に小さな穴をあけ、そこからインクを流し込んで印刷する方式です。昔はシルク(絹)を使って印刷していたことから「シルク印刷」や「シルクスクリーン印刷」とも呼ばれています。現在では、ポリエステルやナイロンといった化学繊維製スクリーンが主流ですね。

繊維でできたスクリーンは、どんな曲面にも密着可能!紙だけではなく、さまざまな製品に印刷できるところが強みです。ただし印刷に時間がかかるため、数を求めるなら不向き。また何度も重ねて刷っていくため、繊細な表現も苦手です。

5.オンデマンド印刷

基本的に、大量印刷を目的とした有版印刷に対して、小ロットの印刷に適しているのがオンデマンド印刷です。もっとも大きな特徴は、専用の版を作る必要がないこと!デジタルデータをそのまま印刷機に流し、インクを使って直接印刷してくれます。

これまで欠かせなかった「版を作る」という工程を、丸ごと省けるのがオンデマンド印刷の強みです。小ロットでの注文や短期間での納品を求める方には、特におすすめ!ただし表現力については、オフセット印刷よりもやや劣ります。

インクジェット印刷は、このオンデマンド印刷の一種です。印刷機の内部に仕込まれたインクを、データのとおりに吹き付けて印刷!非常にシンプルで、鮮やかな色合いを再現できるところが強みです。

6.箔押し印刷

箔押し印刷は、特殊印刷の一つで、金箔や銀箔といった「箔」を、熱でプレスして印刷する技法です。その他の印刷の種類とは違い、高級感と上質さを演出できるのが最大の魅力!名刺やショップカード、社名入りの封筒などにもおすすめの印刷方法です。

7.転写印刷

転写印刷は、「転写用シート」と呼ばれる特殊素材を用いる方法。文字やデザインを対象物に直接印刷するのではなく、いったん転写用シートに印刷したものを、熱や水を使って転写するという特徴があります。

複雑な形にも対応でき、またデザインの自由度が高く、発色性が良いところも魅力!わざわざ版を用意する必要もありませんから、低コストでプリントできます。ノベルティグッズ作成など、導入ハードルが低いところにも、ぜひ注目してみてください。

8.レーザー加工

木材や樹脂、アクリルといったアイテムの表面に、インクを使った印刷とは異なる華やかさを与えてくれるのがレーザー加工です。レーザーを使って表面を加工。凹凸が生まれ、立体感のある仕上がりを楽しめますよ。

ぼかしやグラデーションといった繊細な表現はできませんが、水に濡れても滲みません。刻印した内容は末永く残りますから、特別な記念品にもおすすめです!

まとめ

今回は印刷の種類や方法についてまとめました。こちらの予備知識をもとに、用途に合った印刷方法を選択してみてくださいね。各種ノベルティグッズを扱う販促花子では、さまざまな印刷方法で作成したグッズを数多くご用意しています!ぜひ印刷方法にも注目し、宣伝効果の高い販促グッズやノベルティをチェックしてみてください!