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2020.05.26

殺菌と滅菌と除菌の違いとは?

先日、販促花子にこんなお問い合わせがありました。
 
「殺菌と滅菌と除菌って何が違うの?」
 
皆さんはこれらの違いが分かりますか?
 
たとえば販促花子では除菌アイテムは豊富にご用意していますが
殺菌の表記がある商品はありません。
 
滅菌の商品はあるのですが、はやりのウイルス対策に
役立つものかというとそうではありません。
 
その理由はこれらの言葉の違いにあるのです!

殺菌とは

殺菌とは文字通り菌を殺すことを言います。

対象や程度は保証されないので
極端な話をすれば、1%の菌を殺して99%が残っている状態でも「殺菌した」と言えます。

それでは殺菌は効果が信用できないのかというとそうではありません。

じつは医薬品や医薬部外品でのみ
商品名や効能に「殺菌」を表記できると
薬事法で定められています。

つまり医薬品や医薬部外品として認められている商品に
「殺菌」という言葉が使われているので
その効果は保証されていると思っていいでしょう。

ちなみに「消毒」という言葉がありますが、これは
病原性のある微生物を、害のない程度まで死滅させる、
または除去するなどして、感染力を失わせ毒性を無力化することを意味します。

消毒も医薬品や医薬部外品にのみ使える言葉なので殺菌と同じ様にも思えますが
消毒には毒性がある物(体に悪い菌)を無力化するという対象が定まっている点と
無力化する方法が必ずしも死滅させることだけではない点で殺菌とは異なる概念です。

滅菌とは

滅菌とは、対象物に存在しているすべての微生物およびウイルスを
死滅させるか除去することを言います。

殺菌とは異なり滅菌は
「微生物およびウイルスを100万分の1以下に減らす」という
厳格な基準があります。

それでは手肌をきれいにするのには滅菌が1番いいのかというと
そうではないのです。

滅菌は、対象とする微生物およびウイルスの有害・無害を問わないため
仮に手を滅菌するとなったら手肌の細胞まで殺してしまうのです。

なので滅菌せっけんや滅菌ウェットティッシュといった商品はありません。

殺菌の商品は「殺菌をする」ものですが、
滅菌と表記のある商品は「滅菌をする」ものではなく
「滅菌された」商品なのです。

例えば「滅菌」と表記のある商品に
滅菌ガーゼや滅菌絆創膏などがありますが、
それは傷口に菌が入らないように極限まで清潔にしたものです。
 

  • 滅菌ファストエイド(M4枚入り)
  • サイズ:約W70×H90mm
    印刷色:片面1色(活版印刷)
    目安納期:注文確定から19営業日〜

菌を殺したり抑えたりする働きはないので
傷口の洗浄をおろそかにして
元からいる菌を取り除けていなければ
菌の増殖を防ぐことはできません。

除菌とは

除菌とは、対象物から菌を除いて減らすことを言います。
手段は問わないので、手を水で洗うことも除菌になります。


 
医薬品や医薬部外品にしか「殺菌」を表記できないので
ウェットティッシュや洗剤などの雑貨品で
菌を除去するものを「除菌」と表現するのです。
 

  • ウェットティッシュ(メンソール入り除菌)
  • サイズ:W135×H70×厚み8mm
    印刷色:片面1色or4色掛け合わせ(凸版印刷)
    目安納期:注文確定から15営業日〜

除菌とは菌を殺すことではないので
殺菌に比べて効果が劣るのかと疑問に思うかもしれませんが
そうとも言えません。

雑貨品には殺菌と名付けられないというだけであり、
菌を殺すような作用のある商品だとしても
雑貨品ならば除菌となります。

つまり殺菌と除菌とは直接比較して優劣がつく言葉ではないのです。

まとめ

ここまで殺菌と滅菌と除菌(おまけに消毒)の言葉の違いを述べましたが、
いかがでしたでしょうか?

ウイルス対策に関心が高まっている今、
こうした、普段何となく把握している言葉の意味を
きちんと調べて理解するいい機会なのかもしれませんね。

今は新型コロナウイルスがはやりを見せていますが
ウイルスとの戦いは1年を通して続くものです。

冬になれば毎年風邪やインフルエンザの対策が必要になります。

暖かくなって風邪とはおさらばできても
夏は夏で食中毒やノロウイルスなど
気を付けなければならないことがあります。

今あるウイルス対策への関心を絶やさず
手洗い除菌などの習慣を今後も続けていきましょう!